Releasing Now(即今只今)
5月17日〜19日(金)の3日間で中学生の職業体験を受け入れました。今年は女子中学生2名でした。
合法品種のケシの実を出します。
違法のハカマオニゲシと類似して判別が難しいですが、種子の出元にも合法品種であること確認しています。
東京都のサイトによるとハカマオニゲシの花の色は血液のような深い赤の色であります。そこが大きく違うのと、ハカマの有無(合法品種でも袴がある個体も出てくるので、そこが厄介)。蕾の繊毛の形状で現物でも確認しています。
ケシ=麻薬とイメージで、ケシ科植物の栽培がちょっと敬遠気味と感じていました。
しかし、ケシ科の花はとても美しいと私は思います。
ですので、植えました。
西の山の方に登りきったところに鳥の囀りと沢の水のせせらぎが響いてるところに開ける 朱赤の花。
その風景をつくりたかったのもありました。
花を皆さんに観ていただきたいのもありますが、花の期間は数日と短く、儚いです。開花を楽しむことで蕾での出荷も考えましたが、色があせるのではないかと、期間が短いことから、キモチワルカワイイ、実で出すこととしています。曲がってしまったらしまってで、いい流れのラインなので、そのまま出しています。
今年はネズミの食害が少なかったです。
画像たくさん添付します。
お花は畑に来て観ていただきたく思います。
キモカワイイをどうぞお楽しみください。
こんな時期にアネモネのセントブリジットを出荷しています。
画像添付します。キレイなので多く添付してしまいました。
約8ヶ月早い開花出荷です。
冗談はさておき、季咲ですので、マーケットにはもうアネモネがでなくなったシーズンです。
春に咲くアネモネが春には流通がない。それは蕾から開花して散るまでの期間が短くて、花屋さん的にはリスキーだとは思います。
しかしです、雪の下でぐっと我慢して、雪が溶け、春の日差しで開花して、このイロです。
売れるとか売れないとか、なにか超越したイロがありました。
アネモネ セントブリジット自体が好きで、季咲のこの濃いイロ。見せたくてしょうがありませんでした。
雪国の春は遅いです。
その遅い春の便りを伝えることも花生産の醍醐味の一つだと思っています。
その時々の自然の便りをも伝えること。遅ければ遅いなりでいいんじゃないかと思いまして。回り回って、早くなった。
ハウス栽培を否定するつもりは毛頭ないことを前置きして、
当方、このアネモネは露地栽培です。
もちろん油も炊きません。ハウス被覆等の石油製品もほとんど使っていません。
昨今話題のカーボン・オフセット案件として、売り出したらたらニーズが高まるのではないかと思いました。(笑)
このアネモネの出す二酸化炭素はアネモネ自体の呼吸とトラック輸送の際のガソリン燃焼と収穫・調整・出荷作業時の人間の呼吸の二酸化炭素ではないでしょうか。(笑)
売れるか売れないか、高値がつくかつかないか。というのも重要なファクターですが、
今回のアネモネはドッキっとするような美しさをいろんな人達に観てほしいという欲望、表現欲も大切にしていきたいと思いました。
その表現欲を満たせるのも花き生産業の醍醐味だと思っています。
よろしくお願いします。
バックはニーナ・シモンのLPです。
グラスは江戸切子のちょい呑みグラスで、江戸切子の青とアネモネの青とのマッチが美しいと想いまして。
蕾は固めで切っています。
よろしくお願いします。
【ミッドナイトスター】とつけてみました。