Releasing Now(即今只今)

2019-06-10 21:45:00
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black labelからケシの実を出荷します。と6月6日の木曜に投稿しようとし、パソコンを起動させたらお取引先でもある仲卸様の輸入のケシの実が違法であったというニュースがパソコン画面に出てきました。

キーボードの手が止まりまして、木曜には書けませんでした。

それで、本日書かせていただきます。

ケシの実を出荷しています。
あえて汚くつくろうとしています。
グロスケベな感じです。

一方、花はとても繊細な色と質感です。
花を皆様に魅せたいのですが、一日花ぐらいに、とても短命です。かといって蕾で出荷しても咲かない時の可能性が大です。枯れいく姿も美しいのですが。
ですので、実で出荷することをずっと考えていました。
新規就農の自分は一年目二年目にこれを植えるとさすがに怪しまれるので、ある程度したらと思っていました。

山際、西の最果ての細道を登ると妖しげに一面の銀朱の艶の群生。
植えたところで名声もなんも得ることも求めていないが数年かけて、これをやりたかったのでした。
道路沿いに銀朱です。
そしてエロかわいい実は都市部に出荷して、お金を得て山際の最果ての地で消費と投資するのです。
大学で林政学を学んだことで間違っていなければ、大いなる卒論実験。
ネズミに株をやられてなければ、もっと壮大だった。はず。
そこは悔やまれますが。
中学生で「木を植えた男」の絵本に触発された男は数十年かけてケシを植えた男になれるか。
花を植えた男になれるか。
とな感じでした。

ケシ科は違法の品種ととなりあわせのデメリットがあり、作付けをする生産者は少ないと聞きます。
ですが、ケシ科の植物はとても魅惑的な美しさです。
だから、作付けしたくなったのです。
ちゃんと、違法なものではないと確認は種子を供給してくれた業者様から確認済です。
「生業でやってるから、そんな違法なことはするわけないでしょ?舐めないでください。」と逆に怒られたわけでした。

ケシ科を扱う時はちょっとナーバスになるのは確かです。
でも、やりたいのです。

今回のニュースになった取引先様もそんな感じではなかったでしょうか。だから、またアグレッシブに行ってほしいです。


植物自体は直根で野ネズミが大好きなようで、栽培面積を三倍に増やしたのですが、野ネズミに齧られて、昨年比のプラス30%位の出荷量見込みです。といっても短期出荷で、6月中下旬には出荷終わるかもしれません。
今回は葉をつけてみました。
すぐ黄色くなるかもしれませんが、取るのはいつでもできると思い。
不評であれば、葉は取って出荷します。
葉があった方がバランスもいいし、かっこいいと思った所存です。



ちょっと、ナーバスになってる自分が恥ずかしいです。
ケシ科植物の美しさをもっともっと世に贈りたいと思いました。
ネズミが一番の悩みどころです。



※違法成分のない適正ケシ科の品種です。
よろしくお願いします。

画像添付します。

 

というか、ちゃんと検疫とか通したのならそこをスルーしてしまうこと自体がおかしいとは思うのです。適正なケシ科の植物を栽培するのは違法な品種が入って来ないという、日本の検疫やチェック機能に絶対的信頼があってこそだと思います。

いろいろ書きたくていました。文脈を考えていましたが、うまくまとめられず支離滅裂な文章になっていることお許しください。

 

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花の時

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